戦国BASARAの二次創作サイト用のブログです
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現在、読み進めている小説です。
斜め読みで購入し、7巻まで読了、現在8巻を読んでいます。 『異戦国志』全13巻 著者:仲路さとる(学研・歴史群像新書) 信長が本能寺の変で死ななかったら……という想定で始まる仮想戦記物。 誰が主人公というわけではなく、戦国武将それぞれの活躍を描く群像劇となっています。 史実をなぞらえながらも、随所で大胆なアレンジを加えつつ、ifの物語が展開されていきます。 ただ、作者さんは真田贔屓なのか、真田親子の出番やエピソードがやたら多いような印象を受けました。 幸村と信之がそれぞれの正室殿と出会い、恋に落ちる様子も描かれています。 正室殿の出ている小説を探して本屋を彷徨っていた私は、一も二もなく飛びつきました(笑) かなり前に発行された小説ですが、あちこちの古本屋で売っていたので、全巻揃えるのにさほど苦労はしませんでした。 幸村のイメージは、BASARAの幸村と重なって見えました。 熱血漢で少年のように無邪気な面があり、戦馬鹿なところが似ていて、BASARA幸村のビジュアルで読んでいても違和感がなかったです。 幸村は、徳川の家臣となった信之と戦えずに戦場から逃げ出してしまい、親父殿に勘当されて諸国放浪の末、織田秀信を主君と定めて仕えるようになります。 最終的には豊臣対徳川になって、幸村の最期は史実と同じようになるみたいですが、そこに到るまでの過程がまったく違います。 史実の知識があまりないので、先の読めない展開も多く、この先はどうなるんだとドキドキしながら読んでます。 文章も読みやすくて、引き込まれます。 この作品での幸村の正室殿の名前はお竹(ちく)さんです。 お竹さんは8巻からの出番なのですが、ちょうど馴れ初めに差し掛かりテンションが上がったので、感想を書こうと思い立ちました。 出会いと言っても、特別なエピソードはなくて、大谷屋敷に幸村が泊っているうちに仲良くなってという前提で、最初からラブラブ状態で出てきます。 お竹さんにデレデレな幸村が微笑ましくて、読んでてニヤニヤします。 ここまで正室殿にベタ惚れな幸村は初めてみたかも。 信之と小松殿の出会いも、史実とは違います。 信之は徳川との戦の最中に本多忠勝に敗れ、重傷を負うものの、その戦いぶりに惚れこんだ忠勝に連れ去られてしまいます。 忠勝に命を救われ、恩を受けたことで、信之は徳川と戦うことができなくなり、だからといって父や弟と戦うこともできずに死のうと決めて、食事を断ちます。 ですが、どんな形でも生きて欲しいと願う父の手紙に叔父の説得、小松殿の献身的な看病に心を動かされ、信之は徳川で生きることを選びます。 この作品の忠勝さんは、信之を温かく見守る舅殿として描かれています。 小松殿が信之を好いているらしいという噂を同僚から聞いて一喜一憂したり、孫ができて喜んでいたり、これほど舅殿な忠勝を見たのは初めてだったので新鮮です。 多分、忠勝か、信之メインの小説なら、こちらの義理の親子関係も深く掘り下げて書かれていたりするのかな? 本多忠勝というとBASARAのロボなイメージしかなかったんですが、太閤立志伝5では若いイケメンで、しかし小説の文章からは渋い中年に思えてくるので、頭の中のイメージがこんがらがって、結局は無難なおじさんのイメージに落ち着きました。 太閤をやってから異戦国志を読んでいると、あ、この人ゲームにいたいたって感じで、見覚えのある名前が出てきてちょっと楽しいです。 それから森蘭丸に兄弟がいたことを、この小説で初めて知りました。 秀吉の弟の小一郎さんも知らなかった。こんな重要人物だったのかー。 あと、信長死後の織田家がどうなったのかも知りませんでした。 信雄と信孝は互いに家督を狙って暗躍するので悪者にしか見えないのですが、史実ではどうなんだろう? 調べたい事柄が増えていくよー。 二人とは対照的に、甥の秀信は心優しい健気少年として描かれているので、心情的には頑張って生き残って欲しいのですが、彼には滅びの運命が待っていそうな予感。 シリアスだけではなく、コミカルなシーンもあり、すごく楽しい小説です。 お竹さんの出番もまだまだありますし、わくわくが止まりません。 また読み進んだら感想を書こうと思います。 PR ![]() ![]() |
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