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遠出した先で関ヶ原群雄伝の二巻を入手。
安岐殿の出番は今回もちょこっとでしたが、僅か数行の文章だけで萌え転がりました。
三巻に続くそうですが、展開を急がずに、きちんと完結してくれるといいなぁ。

今日は改めて感想カテゴリーで語ってみることにしました。
人物ごとに感想やら萌えなど綴っています。

『関ヶ原群雄伝』二巻まで刊行済み
著者:智本光隆(学研・歴史群像新書)


■大谷吉勝
元の人物に目立った逸話がないせいか、かなり主人公補正が入っているかも……というのが第一印象。
設定では優遇されているような印象を受けますが、作中では周囲の思惑を見抜けず、常に手探り状態でじたばたしています。
それでも後ろを振り返らずに豊臣を守る使命感で突っ走る、ある意味主人公に相応しい人物設定がされています。

吉勝絡みでは吉継との親子関係が意外でした。
死期が迫っているせいか、父は冷徹に愛の鞭を振るいながら息子の成長を促そうとしているわけですが、当の息子は真意を打ち明けてくれない父に翻弄されて反発気味。
最後に父の背中を越えられるかというのも物語的には王道ですねー。
頑張れ、主人公。

■大谷吉継
吉継さんは吉勝には厳しく、己の真意は一切明かさず、お前は勝手にやれと突き放しつつ、影からこっそり見守っています。
誰かに息子を褒められても喜ばずに辛辣なことしか言いませんが、その言葉の裏にはやっぱり愛情があるのだと感じます。
今まで読んだ小説で構築された娘溺愛の子煩悩なパパのイメージに、息子はスパルタで鍛えるちゃぶ台返しのお父さんのイメージも追加されそうです。

■木下頼継
姓は違っても大谷ファミリーの次男さん。吉勝の腹違いの弟。
一言で言うと可愛い弟です。安岐殿と同じく出番はあまりないのですが、出てくれば、兄大好きオーラを発散させている明るい癒し系少年。
祖父は徳川側の人間なので苦しい立場にいますが、母共々大谷の人間だと言って一緒に戦います。
今の所は兄を慕う素直少年だと思っていますが、後でいきなり裏切ったりとかはないですよね?(どきどき)

■辰子(よしこ)殿
石田三成の娘で、於祢殿(北政所)の養女になるヒロインポジションの少女。吉勝とは互いに意識し合っているものの、恋愛に発展しそうでしないような微妙な感じ。
ベタですが、戦いに出る主人公の無事を祈る健気な幼馴染って萌えますな。
さらに養女になって吉勝にとっては主家の姫になってしまい、身分差も発生しちゃってます。吉勝が生き残る結末なら、二人の関係がどうなるのかも気になります。

■安岐殿
私にとっての最重要人物。彼女がいなければこの本を買っていたかどうかはわかりません。
安岐殿の登場シーンはどこを読んでも萌えてますが、長浜時代を懐かしむ場面での、幼い安岐が赤ん坊の吉勝を背負って、戦に出ている父達の無事を祈って帰りを待っていたというくだりには特に反応。
健気で可愛過ぎるー!
まさか子守り幼女に萌える日が来ようとは……。

安岐殿は誰に対しても親身に世話を焼いてしまう、母性溢れる女性として描かれているように思います。
今後、於祢殿や辰子殿の周辺が動く時には、彼女達を守るために動いてくれるんじゃないかなーと期待しています。

安岐殿は真田家でも愛されているご様子。
昌幸の嫁への溺愛は一巻でわかりましたので、欲を言えば最終巻までには幸村との会話シーンがあるといいなぁ。

■真田信繁
飄々とした曲者な言動と小柄な男という描写が印象的でした。
このまま信繁でいくのかなと思っていたら、二巻で幸村に改名していました。
この方も出番はそれほどありませんが、吉勝と合流して三巻では活躍しそうな気配がありますので、今後に期待です。

■小早川秀秋
小早川秀秋と言えば、今まで優柔不断なヘタレか我が侭なバカ殿といった碌でもない人物描写の小説しか読んだことがなかったので、誰だこれはと思いました(笑)
昔は明朗快活で、豊臣の世継ぎに相応しい男になろうと頑張っていたのに、秀吉にその努力を全否定されてすっかり捻くれてしまっています。
なんだか親の愛情を疑ってグレた息子みたいです。

一応は西軍についたものの、いつ裏切るかわからない暗い一面を覗かせているだけの一巻でしたが、二巻では秀秋が抱える心の闇や弱さも出てまいりました。
みんな先代の隆景殿が鍛えた小早川の兵力が目当てなんだ、俺なんか誰にも必要とされてないんだーと、やさぐれて吉勝に当たり散らしてしまったりする場面を読んでから、秀秋の行く末が気になって仕方がありません。
答えを示してくれそうだった秀信が死んでしまったので、秀秋が史実通りに裏切ってしまうのか、またもやわからなくなってしまった。
どんな形でも良いので、彼にとって良い方向に行ってくれと願ってしまう。

■結城秀康
エラの張った顔と描写されているので、美形ではないのでしょうが、言動や描写がすごくカッコイイ。今は徳川側で動いている於義殿が今後どういう形で物語に絡むのか期待しています。
第一印象でいわゆる兄貴キャラだと思っているのですが、どうなのだろう。

■織田秀信
作者さんは違いますが異戦国志で良い人イメージのついたこの方は、今回も良い人でした。
吉勝ら同年代の豊臣小姓仲間達から、旧主として慕われる三法師様。
二巻で登場したと思ったら、死亡フラグ立てまくりで、うあー。
戦を前にして『もうじき子供が生まれるんだ』は不吉な予感しかしませんぞ。
そして案の定……な展開に(涙)

■細川忠興
奥さん溺愛でヤンデレ男な人物であることは、なんとなく予備知識として入っていましたが、作中でのものすごい狂いっぷりに、忠興のシーンはギャグのつもりなんだろうかと少し悩んだほどでした。
西軍挙兵の報を聞き、空気も読まず、陣中や評定で、大坂に残してきた妻の安否を尋ね歩く忠興。
屋敷から吉勝の部下が連れだして宇喜多家に預けられていると聞くと、なぜか吉勝が妻を凌辱したと怒りだして、一同唖然。
否定要素を挙げてそれはないと呟く黒田長政の突っ込みは届いていません。
戦場で忠興と遭遇した吉勝が、身に覚えのない非難を受けて、側近に疑いの目を向けられ、自分はお前とずっと一緒にいたじゃないかと困惑している場面は面白かった。
忠興さんはこのまま正気に戻らず狂いっぱなしなのか、それとも奥さんと再会してエピソードがあるのか気になります。

■佐々木小次郎
仮想戦記だからこその人選なのでしょうが、なぜ佐々木小次郎が大谷吉勝の部下になってるんでしょうか。
女の子と見間違うような美少年で、剣の天才で、大軍に一人で斬り込んで余裕で戦ってたり、人を殺すことに罪悪感がまったくなかったりと、ラノベによくいるテンプレなキャラに思えますが、佐々木小次郎ってこんな人物だったっけ?
吉勝の護衛役につけられてたはずが、話が進むにつれて暗殺者みたいになってます。
小次郎の周辺も史実はあまり関係なさそうなので、どう展開していくのか予想がつかないだけに先が楽しみ。

まだ書き忘れてることがありそうな気もしますが、今回はここまでにしておきます。
三巻の発売が待ち遠しい。
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